89歳の友情〜月の砂漠〜

昨日、中学の同級生のAちゃんのお母様の葬儀がありました。
お母様は、89歳だったそうです。

私はやはり同級生のKさんと隣に座り、ふと反対側の席をみたら、同級生のKTさんもいました。

私たちは前から2列目に座りました。

葬儀は粛々と進んで行き、お棺の中にお花を入れる準備の前に、司会のかたから「Hさん(Aちゃんのお母様)の同級生の方々が、ぜひ、歌を贈りたいということでして・・・。」という案内があり、一番前の列に座っていらした3人の老婦人が立たれて、代表の方がマイクでお話を始められました。

私は最初、心の中で「あらあら、大丈夫かしら?やたらと話が長くなっちゃったりしないかな?」と心配しました。
なにしろ、その方達も89歳なわけですからね。

しかし、そのお話は、とても心にしみるものでした。
幾たびもの戦争(満州事件とか太平洋戦争とか)をくぐりぬけ、戦後の混乱の中を生き抜いて、家庭を持ち、長きにわたって同級生としてお互いを支えあってきたと。
そして、Hさんは、同級生の中でも先頭に立ってくれた素晴らしい人だったと。

何度も、「Hちゃん、ありがとう。」とおっしゃっていました。

そして、そのあと、アカペラで、「月の砂漠」を歌われました。

お話も、その歌も、本当に心がこもっていて、なんとも言えない感動に包まれました。
今、こうしてパソコンに文字を打っていても、涙がでてくるほどです。

あとで、私は、自分の気持ちを抑えきれずに、その3人の方達に声をかけました。
「とても素晴らしい歌でした。同級生っていいですね。」と。

葬儀が終わってから、自分の同級生とお互いに「元気?」などと話しながら
「お互い頑張って行こうね。お互いに葬儀の時には歌を歌わないといけないから。」と私がいうと。
「そうだよね、私は川の流れのようにがいいな。」と、KTさん。
私は「私は夜空ノムコウでお願いします。」と言って、みんなで微笑みあいました。
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by anzu-tushin | 2015-09-30 12:45 | 趣味・日常の話 | Comments(0)